K18やプラチナなどはそんなことも可能です。
今までにもちらちらとブログで紹介したりしてきましたが、こんな風に作業を進めておりますところを少しだけ。
今回はプラチナです。
まずは細かくしたプラチナを溶かします。
プラチナですので、酸素バーナーを使って溶かしています。
写真を見るだけでもまぶしいですね。
実際は、専用の眼鏡をかけて溶かします。
そうしないと目が大変なことになるようです。
そして、溶かして柔らかくなったプラチナを、ガンガン叩いて引き締めつつ、ざくっとしたブロック状になるように整形していきます。
指輪一本作るには、ある程度ボリュームのある状態から、削り出していきますので、お預かりしたプラチナリングだけでは足りないことがほとんどです。
ですので、この溶かす工程の中で、足りない地金を少し足して、まとめて溶かしたりしています。
出来上がったプラチナの延べ棒のようなものを、ローラーなどを使ってもう少し綺麗な棒にしていきます。
その棒を丸めたりして、少しずつ指輪の形に戻っていくのです。
こうして出来上がった、新たに身に着ける指輪には、譲り受けた指輪が埋め込まれているような印象を受けますね。
石もそうですが、ジュエリーは基本腐らないので、こうやって巡っていくことが本当に何と言いますか、不思議で、素敵で、重みがあって、そういうところが魅力的だったり。。。
譲り受けるものがなければ、後世に残るジュエリーを今から準備する、これもまた何とも素敵なことですね。
私は後者です。
残るもの、残したいと思うものを少しずつでも作っていきたいなと思っております。
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